理系科目全捨てで公務員試験の筆記を突破した話#7
【行政法】
法律初学者の方には非常に取っ付きにくい科目かもしれません。内容が硬すぎると思うかも?
勉強していても最初は似たような制度や言葉が続くし頭が混乱します。
ですが、youtubeなんかで講義動画があると思いますので、一通り見つつ解らないところは調べるといった感じでOKです。
具体的な勉強方法はyoutubeでアップロードされている動画を見て一通り全体を見たら「スー過去」をやってみることです。
動画の進行に合わせて進めるのがおすすめです。似たような言葉や制度が多いのでしっかり言葉の定義を区別することができれば勉強がスムーズに進むはずです。最初から暗記しようとせずまずは用語の意味の理解と全体を把握することに努めてください。
さらに、判例の勉強が大半を占めるので判例の結論と判決に至る理由づけなんかを中心に勉強しましょう。
選択肢で結論が合っていても、その判決に至る理由が違うなんてのは典型的なパターンですので注意しましょう!
【民法】
法律科目の中では一番量が多く、時間のかかる科目かと思います。
2020年4月から改正民法が施行されたことで初めて民法を学ぶにはいいタイミングかもしれません。
改正されたからと言って大きく内容が変わったかといえばそうでもなく、条文が実社会に合わせてきたといった感じです。
民法は大きく分けて総則・物権・債権・親族という構成になっています。
一つの法律の中に別々のルールが存在している感じです。だから総則から順番に勉強してもイマイチ頭に入って来ずに嫌いになる人がいることでしょう。
オススメの勉強方法としてはまず、物権か債権から勉強に入ってください。オススメは物権です。
総則は民法全編共通のルールを定めている部分があるので、話が抽象的になりがちで頭に入ってきづらいのです。だからより具体的なケースや取引を想定した物権や債権から入って解らない用語や概念があれば総則を読んでみるというやり方がオススメです。民法の出題の大半は物権と債権からなのでこの2つを早くにマスターすることはそれだけ有利です。
参考書は行政法と同じくyoutubeでアップロードされているであろうものを視聴して、視聴した部分に該当するところを「スー過去」を使って演習確認していくやり方がベストです。
民法は量が多く完璧にマスターしようとすると時間が足りませんので親族、相続の遺産分割割合の計算なんかは理屈を理解したら試験で実際に問題が出ても捨てちゃっていいです。
その分しっかり皆が取れるところをこぼさないようにしましょう。